2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅 旅の終わり

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅
09 /20 2013
2013年8月15日

ソイル農園内にあるお目当ての食堂へ入る。
まず、受付で料理を注文するシステムになっている。
注文する前に「一人ですが大丈夫ですか?」と聞くと、食堂のおばさんはニコニコして「大丈夫ですよ~、注文して中に入ってください」と言う。

私は納豆チゲ定食にした。
15000w。
一般の食堂の3倍の値段だ。
食堂内はこんな感じ。
靴を脱いで入るようになっている。
こんな感じだ。
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そうそう、青春不敗ではここでも撮影をしていたのを思い出した。

しばらくすると.....
テーブルの上にはこんな感じで料理が並び始めた。
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これはすごい。
しかしこの皿数、後かたずけも大変だろうなあとも思った(^-^;
こちらがメインの納豆チゲ。
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豆腐や野菜がたくさん入っている。
韓国の納豆チゲは日本の納豆とは違う、独特の癖のあるにおいがあるのだがこれはそれが柔らかな丸みを帯びた優しい香りになっている。
汁を一口すする。
うまい。
いろいろ仲よく複合した深い味。
体に染み入る味だ。
こちらがおかずの一部。
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どれも本当に優しい味だ。
いやに旨みがあったり、とげとげした味だったり、そんな感じのおかずが多い中でこの食堂のはみんな優しい味。
それしか言葉が出ない。
『韓国の美味しい町』(鄭銀淑著)で「佳味」(ゲミ)という言葉が出てくる。
全羅道の人々が味を表現する際の独特の言葉で、深い発酵味を指すそうだ。
この納豆チゲの汁も数々のおかずもみんな佳味がある、という表現が近いかもしれない。
食べていると食堂のおばさんが料理の説明に来た。
一つの皿を指さして、「これは農園の梅の漬物だから一つ食べてみなさい。」という。
そう、さっきから小さな丸い漬物があるのだが何か分からなかったのだった。
食べてみると梅独特の尖った酸っぱさや塩辛さはない。
化学調味料の旨みは感じられず、でもマイルドな優しい味だ。
健康に育てられたものは肉であれ、野菜であれ何でもおいしい、これは日ごろから強く感じているがここでもそれを再確認できたのだった。


いい昼ご飯になった。
さて、行きは竹山バスターミナルよりタクシーで来たが、帰りは...
農園前の大通りに案内板がある。
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どうやらこの近くに別のバスターミナルがあるらしい。
スマホの地図で調べてみると一竹バスターミナルというのが1キロくらい先にあることが分かった。
そこまで歩いていくことにする。
途中はとてもいい感じの風景が広がる。
こんなトウガラシ畑を見たり
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ネギ畑の向こうにある牛舎を見たり。

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一竹ターミナルからは東ソウル行きのバスが出ていることが分かったのでこれでソウルへ戻る。
ソウルへ戻ると市内中心部、鍾路は警官でいっぱいだ。
今日は8月15日、あちこちでデモが行われるのだ。
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金浦空港には路線バス601番でのんびりと行こうと思ったのだが、鍾路は一部で道も封鎖されている。
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これでは路線バスはあてにならない。
結局、鍾路3街駅より地下鉄5号線で無難に金浦空港へ行く方法を取った。
こちらが金浦空港発羽田空港行きの日本航空94便。
5日間と長いと思っていた夏の韓国旅行もこれでおしまいだ。

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機内食はこんな感じ。
少しずつではあるがあれこれ食べられるのがいい。
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この夏休みの韓国旅行、鄭銀淑さんの『韓国酒場紀行』、『マッコルリの旅』掲載のお店をいくつか訪問できたうえ、韓国映画「ラジオスター」の地方ロケ地も回れてとても楽しい旅になった。
今回も無事に旅行へ出発でき、楽しく過ごし、無事に帰国できることに感謝である。

次回の韓国旅はどのようにしようか.....


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2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅 最終日は安城へ

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅
09 /19 2013
2013年8月15日

早くも韓国旅行最終日、しかし夜便で帰るので時間は充分に使える。
夜便を使ってもその日のうちに自宅に余裕で帰れるのが韓国旅行の良さ。

朝、宿の隣にある風呂屋へ朝風呂を楽しみに行く。
早朝なので誰もおらず、のんびりできた。
なお、入り口には温泉マークがあるが温泉ではない。
ごくごく普通の風呂屋である。
4000Wだった。
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早朝の鍾路は人も車も少なくて歩きやすい。
タクシーを拾って南部バスターミナルへ。
道はとても空いているので予定していた時間よりもだいぶ早くバスターミナルに着いてしまった。
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南部バスターミナルから竹山行きの市外バスに乗るのだが、この路線は便が頻発しているのでよく考えたら急ぐことはない。
とりあえず、チケットを買う。
窓口はとても混雑していてどこも行列ができている。
平日なのにおかしい、とよく考えてみたら今日は8月15日、韓国では光復節(日本から解放された日)という祝日なのだ。
自販機でもバスチケットが買えるようなので行列のない自販機で買った。
竹山(チュクサン)という町までとりあえず行く。
所要時間は1時間半ほどとのことだ。

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チケットを確保したところで朝ご飯を。
バスターミナル構内の店でチーズの乗ったホットドッグとバナナジュースを頼む。
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いつもよりも簡単な朝ご飯だが、実は昼にちょっとした定食を食べる予定なのでこれくらいにしておく。
竹山方面行きのバスがやってきた。
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途中、渋滞があり結局2時間ほどかかって竹山へ着く。
余裕をもったスケジュールにしているので特に影響はなし。
ここが竹山市外バスターミナル。
バスターミナルと言っても規模はとても小さい。
ゴミゴミとした町が周囲に広がる。
バスターミナルの建物自体はとてもきれいだ。
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ここからタクシーで本日の目的地、ソイル農園へ。
15分ほどで着いた。
ソイル農園の存在は以前、KBSの「青春不敗」で出てきたのをきっかけ知った。
ここはコチュジャンやテンジャンなどの醤(ジャン)と呼ばれる韓国料理にはなくてはならない調味料を添加物を使わず自然の方法で生産、販売している所だ。
農園内にはハス、梅、梨、その他野菜の畑もある。
園内に入るとまず目につくのがこの松の木々。
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青春不敗のオープニングでこのシーンが出てきた。
奥へ進むとハス田がある。
青春不敗の出演者たちがここで蓮花茶を飲むシーンがあり、韓国では何でも茶にしてしまうのだと改めて驚いたのだった。
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ハスの田は久しぶりに見た。
昔は自宅近所でも見られたものだが今ではすっかり宅地化されて姿を消してしまった。
野菜の畑も見てきたが、この農園の食堂で出される料理食材に使われており有機栽培とのこと。
醤は無添加、その他食材も有機栽培と知るとこれから食べる予定の定食が楽しみだ。
このソイル農園内の見どころは何といってもここ。
ここはチャンドッテと呼ばれる、甕を置く場所だ。
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この甕は2000個あるという。
中にはコチュジャンやテンジャンが入っておりここで製造しているのだ。
青春不敗でもその様子が詳しく映し出された。
日に一度、この気が遠くなるような甕のふたを開けて中に風を入れるという。
それだけでも大変な作業だ。
この夏は韓国でも猛暑だった。
自然の温度で醤を熟成、製造しているなら今年の気候が味に影響を与えないかどうか気になるところではある。
昼前、11時。
ちょっと早いがお目当ての定食を食べに農園内の食堂へ。
この食堂はソルり(松里)という名前。
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ここでは農園内で生産された無添加の醤(調味料)や有機栽培の野菜を使った伝統料理の定食が味わえる。
チョングッチャンチゲ定食(納豆チゲ定食)やテンジャンチゲ定食(韓国味噌チゲ定食)がメインのようだ。
それでは食堂の中へ。

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅 成川マッククスで先酒後麺

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅
09 /15 2013
2013年8月14日

夜は『韓国酒場紀行』(鄭銀淑著)の成川マッククスへ行く予定だがまだまだ陽が高い。
気になっていたアヒョン市場周辺へ行ってみることにした。
このあたりは実は2年ほど前に行こうとして断念したことがある。
ソウルには市内バスと呼ばれる路線バスが網の目のように走っているのだが市内バスよりも細部の地域を回るマウルバスというのがある。
このアヒョン市場あたりをはしるボンゴ車タイプのマウルバスがあることを知り、当時訪韓の際に計画していたのだがこのあたりの開発のせいか、もう路線がなくなっていたのだった。
代わりにこちらのボンゴ車タイプのマウルバスに乗ったので気が済んだのではあるが。

話がそれてしまった。
地下鉄を乗り継いでアヒョン市場へ着く。
アヒョン市場の記述は『韓国酒場紀行』でヌルプルンシクタンのページでも取り上げられている。
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なんだか沖縄の牧志公設市場の先にある昔ながらの細いアーケードによく似ている。
韓国に来ている気がしない。
こうしていろいろな物が豊富にある光景はほっとさせられる。
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衣類、雑貨、食品、食堂、なんでもこの市場で済みそうだ。
市場自体はこうした細い1本の両側に小さな店が立ち並ぶタイプ。
縦横無尽に広がる市場と違って歩きやすい。
アヒョン市場はこうした1本道の市場が並行してもう1本並んでいる。
『韓国酒場紀行』によれば、この市場を歩いて空が見えたところで左手へ進むと急な階段がありその上にはタルトンネが広がっている、とある。
なるほど、市場を歩き空が見えたところ(立ち並ぶお店のひさしが途切れたところ)を左へ曲がると正面に急な階段が見える。
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この急な階段の左側は高い塀で仕切られている。
開発工事中なのだ。
階段自体はタルトンネでよく見かけるような手作り風のものだ。
この階段を上がりきる。
本当に心臓やぶりの急な階段でいい運動になった
静かな古い住宅地、ビラ街が広がっているがひっそりとしている。

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軽トラの果物売りが来ていた。
チャメの横断幕がトラックに貼られていたが実際に荷台に積まれていたのは青りんごだった。
そうだ、帰りにお土産に青りんごを買って帰ろう。
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タルトンネはなかったが古い住宅街が広がっていた。
路地にはこんな縁台が置かれている。
韓国ならではのあの大きな縁台だ。
上でトウガラシの作業をしていたらしい。
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こちらは昔ながらの文房具屋さん。
店頭には懐かしい、あのフラフープが見える。
私の住む町にも昔はこういう文房具屋さんがあったが今ではすっかり姿を消してしまった。
韓国では今でも小学校の前には昔ながらの文房具屋さんを見かけることが多いので懐かしくなる。
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こちらは美容室。
営業はしていないようだったが、独特のデザインのハングルが印象的だ。
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こちらは住宅街の路地で見つけたもの。
これ、日本にも確かあったはず。
ルールは忘れてしまったが昔、チョークでこのようなのを書いて遊んだ記憶がある。
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ここは『韓国酒場紀行』にも掲載されていたヌルプルンシクタンだ。
店頭で様々なジョンが作られている。
ここでもゆっくり飲みたい。
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夜、お目当ての成川マッククスへ。
地下鉄5号線の踏十里駅から歩いて10分くらいか。
踏十里駅は初めて下車する駅なのでちょっとわくわくする。
行き方は極めて単純なのでなんなく目的地に着いた。
このお店、おそらく人気店だろうと予想し、早めに行ったのが正解だった。
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私は夕方6時前にはお店に着いたがその時点で席はわずかしか空いていなかった。
すでに店内はにぎわっていた。
一人客もいれば家族連れもいる。
私のような観光客っぽい人はいないようだ。
ゆで豚を頼んでいるお客さんはやはり多いようだ。
韓国人もまずはゆで豚で一杯、なのだろう。

今日は「先酒後麺」を楽しむ。
お店のアジュンマにまずはマッコリを注文する。
「チェユク」(ゆで豚)も召し上がるんでしょう?と聞かれる。
このアジュンマ、よくわかっていらっしゃる。
まずはこのゆで豚をつまみにマッコリを楽しむ。
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ゆで豚の隣にあるのはさっぱりとした大根の漬物。
これがまたやめられなくなる味。
この大根の漬物は食べきるとすぐに追加を入れにきてくれる。
ありがたい。
ゆで豚は肉の臭みがまったくなく、肉の味を楽しめた。
一人前は多いかなあと思ったがなんなく食べることができた。
そうこうしているうちにお店がだいぶ混雑してきて待ち客が増えてきた。
ゆで豚を食べた後は麺を楽しむ。
このお店の看板である、マッククスだ。
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キンキンに冷えたさっぱりスープの中にマッククスが入っている。
そば粉の香りを十分に楽しめる麺で私は非常においしく感じた。(食べ物の味は個人個人の味覚、好みの違いがあります)
飲んだ後の締めにぴったりだ。
量は画像で見た感じより実はずっと多い。
それも満足だった。
先日の平昌で蕎麦のチジミやビビンククス、蕎麦マッコリ、そして今回はマッククス。
今回の旅は蕎麦づくしだ。
こんなお店、鄭銀淑さんの本を読まなければずっと知らずじまいだった。
韓国には何度も来ているので自分の足であちこち歩いて見つけるお店が理想なのだがなかなかいい店を見つけるのは難しい。
鄭銀淑さんに感謝である。

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅 ソウルへ移動

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅
09 /11 2013
2013年8月14日

今日はソウルへの移動日、3日間滞在した江原道を離れる。
涼しいと思って訪れた江原道(平昌・寧越)だったが今年の猛暑は日本だけではなく韓国・江原道にまで及んでいたのだった。
でも一足先に秋の気配も感じることができてよかった。
さて朝ごはん、寧越のバスターミナルから少し歩いたところにあるキムパブ天国でオムライスを。
地方の街の朝はとてもひっそりとしている。
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個人的な好みはもちろん分かれるが私は韓国で食べるこのオムライスの安っぽい味が妙に気に入っている。
安上がりでよい。
こちらが寧越で宿泊した東亜パークモーテルの部屋。
画像で見た感じよりもずっと広く、浴室トイレもゆったりで使いやすかった。
こうして自分が泊った部屋の写真を記念に撮っておく。
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そうそう、昨日市場で巨峰を買っておいたのだった。
私はこの巨峰に目がない。
さっそく食べる。
心地よい香りと甘みは日本のと変わらない。韓国では巨峰を「コボン」と呼ぶ。
朝の果物はとても体に良いそうだ。
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荷物をまとめて宿を出る。
受付の中では宿のアジョッシがまだ寝ていたのでキーをそっと置いて出る。
こちらは寧越バスターミナル構内。
確か「ラジオスター」でもこのシーンは映っていたと思う。
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構内に薬局があり、いろいろな薬の入ったダンボールが高く積み上げられている。
薬好きな韓国ならではの風景に見えるし、治安のよい韓国ならではの風景だ。
別の国だったら1箱、2箱となくなっているかもしれない。
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東ソウル行きのバスが来た。
8時40分発。
東ソウルバスターミナルはでは2時間半程度か。
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このバス、よく見ると寧越始発ではなくて太白・古汗から来たバスだ。
古汗は韓国映画「うばわれし者の挽歌」のロケ地、数年前に鉄道で訪れたことがあるが太白は行きたいと思いつつまだかなわないところだ。

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この東ソウル行きのバスは一般の市外バス扱いだが車内は優等(ウドゥン)タイプのゆったりシートだった。
ソウル到着後はとりあえず鍾路3街の宿、鍾路ビズへ荷物を置きに行く。
ソウルは江原道より暑い。
ちょうど昼時だ。
近くのウナギ屋で韓国式のうなぎ定食を食べる。
日本ではもううなぎは高すぎて食べられない。
韓国のうなぎは若干、ドジョウのような泥っぽい匂いが目立つが味は変わらない。
これだけ食べて日本円に換算するとで1500円程度。
久しぶりにうなぎを食べた。
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明洞へ注文しておいた眼鏡を取りに行く。
途中でちょっと気になるバーを見つける。
バー・エアポート。
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看板を拡大してみると

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「つまみ・洋酒・飲み物・バーデンダーまですべての価格159.000ウォン(15900円)」
これが高いのか安いのかは分からないが一人ではもてあますことは間違えない。
店内は店名の通り空港をイメージしたものになっているのか、あるいはいかがわしい感じのCAさんまがいのアガシが相手してくれる店なのか....。
とても気にはなるが一人で入る勇気はない(笑)

明洞のこの人の多さ。
江原道ですっかり地方の街の雰囲気に慣れてしまっていたのでこの人ごみは見ただけで疲れる感じがする。
しかも大変な暑さだ。
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ちょっと近くのカフェで休憩を。
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2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅 寧越街歩き3

2013夏 ソウル・江原道・安城5日間の旅
09 /07 2013
2013年8月13日

もう少し寧越の街歩きを。
寧越でさらに見たかったのは寧越駅。
7月にKTXに乗った際に、車内にあった広報誌?にて寧越駅の特集記事が掲載されており、ちょっと気になっていたのだった。
寧越駅はバスターミナルから歩くと15~20分ほどかかる。
東江を渡ったところにあった。
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韓国の鉄道駅はみんなガラス張りのツマラナイ駅舎ばかりかと思ったら、ここ寧越の駅は違うのだった。
韓国の街を歩くとときどき見かける当時の郷校や客舎か?と見間違えてしまう。
寧越を発着する列車は少ないのだろう、駅の中は人がいなくてとてもひっそりとしていた。
まだ時間がある。
もう一か所行けそうだ。
先月KTXに乗った際に読んだ車内誌によれば寧越は博物館が多いとのこと。
昆虫博物館に行ってみたかったのだがこの日はあいにくの休みだ。
もう一つ、江原道炭鉱文化村だったらやっているようだ。
駅前からタクシーで向かう。
江原道イコール炭鉱というイメージが昔から私にはある。
学生時代にNHKで見た「うばわれし者の挽歌」(그들도 우리처럼)の影響だろう。
この映画も「ラジオスター」同様にパクチュンフンが出ている。
パクチュンフンが大きなバイクに乗って炭鉱の村を走り抜ける。
韓国にもこういう所があったのかと思ったし、タバンの存在を知ったのもこの映画だ。

話がそれてしまった。
寧越駅からタクシーで30分ほど、だいぶ山の中に入り込んだところに江原道炭鉱文化村はあった。
名前の通り、当時の炭鉱村がリアルに再現されている。
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ここはバスもタクシーも走っていない山の中なのでタクシーの運転手さんに待ってもらい、さっそく見物を。
この駐車場の真ん中に停まっているのが私が乗ってきたタクシー。
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入口の周囲には広い原っぱがあるのだが、あちこちでキリギリスが鳴いていた。
原っぱの中に入ってみるとキリギリスは難なく見つかった。
野生のキリギリスを見たのは初めてだ。
日本ではキリギリスは夏にクワガタ同様、ペットショップで売っているものというイメージがあったので。
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炭鉱文化村では坑道の様子もリアルに再現されており当時の様子を知ることができた。
狭い空気の悪いこんなところで年中働いていたら健康を害するだろうということはたやすく想像がついた。
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こちらは石炭。
石炭は学生時代に地理で何度となく習ったが実物を見たのはこれが初めて。
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生活の場としての炭鉱村の再現もされていた。
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何もない当時の炭鉱村はこんな酒場が娯楽の一つだったのだろう。

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江原道というと今では避暑、冬ソナ、野外レジャーというようなイメージがあるが当時は苦しい生活の場が存在していたことは忘れてはならない。
タクシーでバスターミナルへもどってもらう。
夜は『マッコルリの旅』(鄭銀淑著)に掲載の西部スンデへ。
西部スンデはバスターミナル前の西部市場内にあり、たやすく見つかった。
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店内は年配客ばかりかと思ったら子供連れ、学生グループ、女性客、と幅広い。
さっそくマッコリ(3000W)とスンデクッパ(6000W)を頼む。
お店のアジュンマはきびきびと働き、それでいて愛想もいい。
そう、学生グループが焼酎を注文したらアジュンマが「身分証」を見せなさい、とちゃんと確認をしていた。
いい仕事?をしている(笑)
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マッコリは地元産、寧越の東江マッコリだった。
特にくせもなく飲みやすい。
今日も暑い中あちこち移動したので冷たいマッコリは本当においしく感じる。
スンデクッパは独特の臭みがまったくなく、具も大変おいしい。
以前、忠州の橋上市場で食べたスンデクッパはどちらかと言えば野性味あふれる味で最後は残してしまったのだが。
今回はこの通り、みごと完食。
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こうして3日目の寧越訪問はおしまい。
明日4日目はソウルへの移動日である。

マッシー

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